430セドリックのエンジンルームのディティールアップをしました。
ブレーキマスターシリンダーからのフルード漏れの修理と同時にエンジンルームを綺麗に見せたいとのご依頼です。
マスターシリンダーはインナーカップキットが廃盤でしたので、高年式の他車種用マスターシリンダーをオーバーホールして移植
ごちゃごちゃした配線、配管類の整理と危険箇所の手直し、ブラケットやタンク類を製作してクリーンに再配置するプランを立てて作業開始です。
まずは入庫時の状態から
フルード漏れでマスターバックのメッキ塗装が剥げてます。
最初にマスターバックを外して
フルード漏れで汚い状態から塗装出来るようにブラスト加工します。
古い塗装や錆などを全て除去して塗装します。
ウォッシャータンクやラジエターのリザーバータンク、燃料レギュレーターのブラケットなどは完成イメージに合わせて制作
ステンレスパイプの一部をカットしてDENSO製のポンプをマウントしました。
燃料レギュレーターやフィルターのブラケットはアルミ板からフライスで削り出しました。
危険で汚い配線類は手直し、必要無い配線や壊れて動かないリレーなども撤去
左上画像はハンダ不良でほとんど付いてません。 ヒゲも出ていたのでビニールテープを巻いても突き出してショートするやつです。
右上画像はドロボータップ(エレクトロタップ? 正確な名前は忘れました(笑))の使い方間違い 分岐した後の配線をちゃんと他の線とビニールテープでまとめて固定しないと、いずれは振動で切れます。 分岐した配線の色も同じ色の使いまわしでは他の作業者が間違う可能性が高く危険です。
左下画像はアース不良の原因です。 どこでも手当たり次第に適当にアース(接地)したらダメです。
右下画像これもすごく危険な配線です。 途中で配線が足りなくなったのか、細い緑の線を途中から+電源の色の太い配線にしています。 もうむちゃくちゃです。
上記のような危険な配線を一つ一つ探し出して手直し、必要無い部品を撤去、ごちゃごちゃしていた部品類や燃料配管、配線類をクリーンにまとめて再配置、出来上がったパーツ類を組み込んで完成しました。
作業前 Before ↓
作業後 After ↓
作業前 Before ↓
作業後 After ↓
作業前 Before ↓
作業後 After ↓